超久しぶりの都市企画! 皆さんふるってご参加下さい。 ルール †
展示場 †お題提供者:五月八日さん #BR元ネタ
回答 †
山岳レスキュー隊で出会ったのは、闇の消防組織に追われる老消防士マスターレスキューだった。死に際の彼から消防の極意を授かったダスティは、彼の墓の前で立派な消防士になることを決意し、山を後にする。
訓練先のレスキュー隊の中に,老いた飛行機設計者が居た。レースの決勝戦で無理なチューニングをした結果同僚を事故死させた後悔からダスティに心を閉ざす設計者だが,彼の真摯な心に触れて往年の情熱を取り戻す。一方ダスティは,飛行機レースが消防活動同様のチームプレイであると教えられ,かつての自己中心ぶりを反省する。ダスティは老設計者を街に呼び戻し,二人はレーサー兼消防士として共にチームを結成することを決意する。
訓練の途中、ダスティは仲間とともに訓練で山には入る。そこで山火事に襲われる。炎への恐怖を仲間たちとともに乗り越え、故障した機械を仲間たちと機転を利かせて修理をして森から脱出を試みる。その時、自分たちと同じように火事に巻き込まれた人たちを発見する。このままでは自分たちも焼け死んでしまう。しかし、いつしか産まれていた消防士としての矜持を支えにして炎の中に飛び込み、遭難者を救助。しかし、火の勢いは強く仲間もろとも周囲は炎の壁で包まれる。脱出しようにもギアボックスが再び不調となる。そこに古参の消防士たちが駆け付ける。ボロボロになったダスティたちを先輩たちは労う。この感動はレースで獲るものと変わらないとダスティは実感した。
訓練を受けるダスティを待っていたのは、膨大な数のテレビカメラだった。 自分の過失から起こした事態であったが、世間の目はダスティを「社会貢献に目覚めた飛行機レースの国民的英雄」としてしか見なかったのだ。無邪気に詰め寄るリポーターの前で硬い笑顔を浮かべるダスティ。カメラとマイクの前で彼は正義と理想を語るチャンプとして振る舞うしかなかった。 訓練には参加するが、徐々に心を病んでいくダスティ。誰にも内心を吐露できないまま訓練期間を終えようとする彼に、教官は言う。 「君には資格を与えるが、自ら行使する事は認めない」。要請によってのみ消防士としての活動を認めると言い渡されたダスティは、愕然とする。 つまらない火事などで彼の命が失われてはならないとする、飛行機レース協会の圧力によるものだった。自ら火災の責任を取る事さえ出来ず、酒を呷るダスティ。自らのマシンが恋しくなりガレージを顔を出すと、スタッフはギアの復調も目前であるから心配せずに訓練に励んでくれと言う。暗い顔で礼を言うダスティ。 償う事さえ許されず、己がいなくともマシンは出来上がる。明かりの消えた部屋で、レースに勝つ意外の能がない己を罵倒する。
だが、そこはレスキューとは名ばかりの、閑職窓際はぐれ者の集団だった。 そんなある日に突然起こる大山火事。 ダスティの発破と行動に奮起したレスキュー隊は、皆、昔のそれぞれの技を生かし、見事災害を治める。 展示場2 †お題提供者:木倉さん
回答 †
激しく燃え上がる主人公の体と林檎の古木。魂となった主人公は神の家へ赴き、妻の魂を現世へ連れ戻す。妻の体へ戻る妻の魂。そして主人公の魂は――。 古の言い伝えに従い、土石流に飲み込まれる村。時は流れ、難を逃れた妻は一人の男児をひっそりと出産する。その笑顔はあの日林檎の古木と共に身を焼き尽くした主人公によく似ていたという。
自らの身体を捨て、燃え尽きゆく古木の中を覗きこむ主人公。そして火に包まれた古木の世界から、妻を連れた神様が飛び出していくのを見る。妻が主人公に気が付き、お互い手を伸ばしたが届くことはなかった。災いは起きなかった。神とともに自らの身体に戻ったことで不死となった妻は、村を離れ、古木の焼け跡でただただ主人公を想い続ける。
火は大木を瞬く間に燃やし、炎が起こした激しい風は火の粉を散らし、盛る火種は赤い波となって、全てを覆い尽くしていった。 ――幾日が経ち、雨が通った煤けた大地に、点々と芽吹く緑の葉。 それは将来の、命の約束。 実るは林檎か、或いは――。
しかし、企ては寸でのところで村の衆に止められてしまう。 村の衆からは深く同情されるが古木を焼こうとしたことには変わらない。主人公は婚家の一室にて妻と古木の婚儀が終わるまで軟禁されてしまう。 最後の挨拶に訪れた妻に一緒に逃げようと必死に伝えるが、彼女は首を縦に振ってはくれなかった。ただ一筋、涙が流れたことだけが本心なのかもしれない。この地に根ざしてきたが故に逆らえないものがある。 そうか、と一言だけをもって彼は腹に収めた。主人公は義理の両親を呼び、妻と離縁すると伝えた。すでに夫がいる女を神様に嫁がせる訳にはいかないでしょう、と。 そして、主人公は諸々の手続きを済ませると、誰にも見送られることもなく列車に乗って村を去った。 ……数年後、テレビ番組で昔いた村が紹介される。当地の美味しいリンゴを栽培する農家として取り上げられたのが元婚家であった。 そこには義理の両親であった老夫婦と仲睦まじい夫婦と子どもたちが映し出された。 元婚家が作るリンゴは大きく、非常に瑞々しい。自分がいたころに栽培していたものと較べるべくもない。 確かにあの男はリンゴの神様だな。そう、一人呟いたのであった。 コメント †
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